文字色今週月曜から、オックスフォード大学などイギリスとアメリカの著名な大学でいっせいに、毎年恒例の「イスラエル・アパルトヘイト・ウイーク」が開催される。
このイベントでは、大学内で、反イスラエル的な講義やワークショップ、BDS(イスラエルへのボイコット運動)が展開される。主催はそれぞれの大学周辺のパレスチナ関係団体である。
これらの大学に留学中のイスラエル人学生たちは、「イスラエル・アパルトヘイトを訴える人々は、パレスチナの存在を認めてもイスラエルの存在は認めない。要するに、彼らが反しているのはアパルトヘイトではなく、イスラエルの存在そのもなのだ。」と語っている。
<日本でも反ユダヤ主義?>
日本でも報じられたことと思うが、21日、東京都内の複数の図書館で、アンネ・フランクに関する書籍280冊からページが破られているのがみつかった。反ユダヤ行為ではないかとして注目されている。
この件は、イスラエルだけでなく、BBCでもトップ記事の一つにあげられていた。
<ソーダストリーム見学で気を変えた教会指導者たち>
イスラエルのボイコット運動で最近注目されたソーダストリーム。2月20日、イスラエル・ボイコットを展開しているアメリカのプレスビタリアン(長老派)教会の指導者14名が、西岸地区にある同社工場を実際に見学に訪れた。
代表団は、工場で働くパレスチナ人とも会話し、実際には、工場が西岸地区にあることで、逆にパレスチナ人の益になっていることを確認。14人はボイコットを停止することを決めた。
この機会を実現したのは、AIFL(American Israel Friendship League)で、今回のように、様々な代表団をイスラエル現地に派遣し、実際に見、現地の人々に会う機会を提供している。
ところで、Yネットの報告によると、ボイコット運動の中にあっても、イスラエルとヨーロッパの貿易は2013年、6.4%増えていたという。