政治的には世界から孤立する様相にあるイスラエルだが、武器輸出が、2024年と、148億ドル(約2兆1460億円)と、これまでの最高を記録していた。このうちの54%がヨーロッパ向けだった。
ウクライナ情勢が、いよいよウクライナからヨーロッパ諸国にも危険になりはじめていることから、イスラエルから迎撃ミサイルなどを購入する国が増えているのである。ドイツは、アロー3迎撃ミサイルを38億ドルで購入していた。
しかし、ガザ情勢でイスラエルに批判的な国は増えており、取引をキャンセルする国も出ているという。スペインは、対戦車ミサイルの発射台とミサイル3億2500ドル分を契約していたが、これをキャンセルした。
それでも、イスラエルの武器を購入しなければならない情勢になっているということである。