アルカイダの不気味な動き 2013.8.4

2日金曜、アメリカは、深刻なテロの警告があったとして、4日(日)、イスラエルを含む中東、ならびに北アフリカ諸国22カ国の領事館、大使館を閉鎖すると発表。

続いて3日、さらに、8月いっぱいから9:11のある9月にかけて、アメリカ人が中東、北アフリカへ行くことは危険であるとの異例の警告を出した。

情報によると、アラビア半島のアルカイダが、大きな国際テロ計画の最終段階に入っているもようだとのこと。どこで何が計画されているかは不明だが、今のところ、最も警戒されているのはイエメンである。

3日になり、イギリス、フランスもイエメンの領事館を4,5日と閉鎖すると発表。現在、イエメン全国が厳戒態勢に入っているもようである。

*日本の外務省(テルアビブの日本大使館)からも、極力アメリカ関係施設へ近寄らないようにとの警告が来ている。
<中東で刑務所破りと脱走:アルカイダが関与か>

パキスタンでは7月31日に、カラチの刑務所がタリバンによって襲撃された。その前の7月22日には、イラクの刑務所が襲撃されている。アルカイダ幹部を含む計500人が脱獄に成功している。

さらに7月27日には、リビアのベンガジの刑務所が襲撃され、なんと1100人が脱獄した。これら一連の脱獄がアルカイダに関連している可能性があるとして捜査が進められている。

8月にはこれまでも大きなテロが決行されていることから、3日、パリのインターポール国際警察も、海外旅行に関する警告を出した。また様々な特殊部隊を発動させて、警戒体制に入っている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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