アリエル・シャロン元首相死去 2014.1.12

危篤とのニュースがながれていたイスラエルの第11代アリエル・シャロン首相が昨日11日、療養中の病院で死亡した。享年85才。2006年に広範囲の脳出血で倒れ、意識不明のまま8年間の闘病生活だった。

12日は、市民が別れを告げることができるよう、シャロン首相の遺体の入った棺桶が、正午から午後6時まで国会前に安置される。その翌13日、国会で記念式典が行われ、午後、ネゲブの自宅近くにある妻の墓に共に葬られる予定。

シャロン首相は、1948年の建国から、1967年の六日戦争、1973年のヨム・キプール戦争でも司令官として活躍し、イスラエルの建国と基盤固めにおおいに貢献した軍人。45才で政治家となり、2001年から2006年までは、首相として国を導いた。

妻のリリーさんは2000年に死去している。遺族は息子二人。息子のギラッドさんは「父は自分で決めたときに逝った。」と語った。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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