アメリカのウィトコフ特使と、イランのアラグチ外相は、4月26日(土)オマーンで、3回目となる核交渉を行った。
今回も何が話し合われたのは不明だが、この数日の間に4回目の会談を行うと報じられている。
交渉の目的は、2015年のJCPOA(イランとEU、先進5カ国との核に関する合意)から10年になり、新たに、イランが核兵器を保有しないようにして、イランの経済制裁を緩和することである。
アメリカが、どうやら、イランの核施設を破壊して無力化するのではなく、交渉で蓋をするだけに終わる可能性が見え隠れしていることに、イスラエルは、神経を尖らせている。
ネタニヤフ首相は、27日(日)、「イランの核施設は、完全に破壊しなければならない。イスラエルとしては、イランは、ウランの濃縮機能すらも持つべきではない」と語った。
しかし、トランプ大統領は、イランとの交渉はうまくいっているとし、「あちこちで爆弾を落とさずに結果を得るだろう」などと語っている。
イスラエルとアメリカがどこまで一致しているのかとの不安の声も出ている。