アメリカのウィトコフ特使と、イランのアラグチ外相は、5月11日(日)、オマーンで、4回目の核交渉に臨んだ。今回も大きな進展はなく、会談は、約3時間で終わった。両国は、会談を続けることでは合意した。
ウィトコフ特使は、イランとの交渉を前に、イランは、現在60%にまで至っているウランの濃縮を止めなければならないと述べ、「イランは濃縮施設を解体しなければならない」と言及した。
一方、イランのアラグチ外相は、ウランの濃縮はイランの権利だと主張している。いわば、最初からお互いに折り合うことができないことの交渉を行なっているということである。
www.timesofisrael.com/tehran-says-4th-round-of-nuclear-talks-difficult-while-us-encouraged/
なお、ウィトコフ特使は、ガザからアメリカ市民権を持つ人質の解放のため、この会談の後、すぐに、イスラエルへ向かっている。
ウィトコフ特使は、ウクライナ問題、イラン問題、ガザ問題、すべてを担当している。プーチン大統領との会談も何度も行なっている人である。忙しすぎるのでは。。との声もある。