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弾道ミサイルとその犠牲者
GPOが、16日(月)10:15時点として発表したところによると、13日にライジング・ライオン作戦が始まってから、この時までに、イランからイスラエルに向けて発射された弾道ミサイルは、総数にして370発。
このうち、イスラエル領内に着弾して、甚大な被害を及ぼしたのは、約30発だった。
弾道ミサイルに加えて、ハイファでは超音速ミサイル2発が着弾していた。この時点での死者は、24人で、596人が負傷。このうち、10人が重傷。36人が中等度とのこと。
イランは、イスラエルのユダヤ人を狙っていたのかもしれないが、この時点までの死者24人が、全員イスラエルのユダヤ人ではなかった。
13日(金)のハイファ近郊タムラへの攻撃で死亡した4人は、全員アラブ系女性だった。
この他、15日(日)に攻撃されたのバットヤムには、旧ソ連からの移住者のコミュニティがある。このため、ここで死亡した9人のうち、5人は、子供3人を含む、ウクライナ人だった。
5人については、ウクライナ国籍だったとのことで、ウクライナ外交官たちは、遺体の本国送還の手配をすすめている。
ウクライナ大使館は、Xにおいて、「私たちはイスラエルで、皆さんとともにこの現状に直面している。残念ながら、この現状はウクライナだけではない。しかし、ウクライナでは、もう3年以上もこのような現状に直面している」と投稿していた。
確かに、破壊されたビルの様子は、ロシア軍の攻撃を受けた建物を見ているようである。
自宅を失った人2000人

高層アパートが被害を受けていることから、一時的も含めると、少なくとも2000人が、住居を失うことになっている。
特に被害が大きかったペタフ・ティクバでは、400家族、1300人が、帰れなくなっている。テルアビブでは、300人が自宅にアクセスを失っている。