テルアビブ40度:異常気象で大規模火災発生 2019.5.27

写真出展:Ynet
日本では北海道で39.5度と、季節外れの暑さが続いているが、イスラエルでも、23日木曜から週末にかけて、テルアビブで最高40度を記録する猛暑となった。海抜以下のガリラヤ湖、ヨルダン渓谷や死海では、46-48度(通常なら32-33度)と、まさに真夏日であった。

また、熱波の到来にともない、22日(水)夜は焚き火をするユダヤ教の例祭ラック・バオメルであった。火災が心配されていたが、23日(木)、イスラエル中央森林地域、アフラなど北部、アシュドドなど南部、ヨルダン渓谷など全国1023箇所で、火災が発生し、土曜夜に鎮火が宣言されるまで、41時間燃え続けた。

この間の火事で、全国計1962エーカー(東京ドーム170個以上)が焼失。全国で3500人が避難を余儀なくされた。ツファットでは、5階建アパートにいたエラッド・プリザットちゃん(3)が死亡。15人が煙を吸って治療を受けた。

https://www.timesofisrael.com/over-1000-fires-ravage-israel-over-3-days-forcing-evacuation-of-thousands/

建物については、特にエルサレムとテルアビブの間、ベン・シェメンの森林地帯に位置するメボ・モディーンでの被害が大きく、50軒からなる町の家屋のうち、40軒が被害を受けた。その近くにあるキブツ・ハレルでも16軒が消失した。この地域で、被害が拡大した原因は、山火事によって電柱が倒れ、スパークしたこととみられている。

この2つの町の住民は、各地の火災がほぼ鎮火した今もまだ帰宅できないままでいる。

メボ・モディーンの被害の様子:https://www.youtube.com/watch?v=jyaSLOSJiLk

ネタニヤフ首相は、今回、ギリシャ、クロアチア、イタリア、エジプト、キプロスに消火活動の支援を要請。キプロスは、地上の消防隊を、エジプトは、ヘリコプター2機を派遣。その国々は、上空から消火する航空機を派遣した。

ロシアとパレスチナ自治政府も支援を申し出て、消火隊4人を派遣した。ネタニヤフ首相は特にエジプトを指して、各国に謝辞を述べている。なお、前回の大規模火災の時はトルコにも支援を要請していたが、今回、トルコは招かれていなかった。

こうした火災の際には、便乗放火を試みる者が出てくるが、今回も東エルサレム住民で、エルサレム市内外で放火しようとした3人が逮捕された。

https://www.timesofisrael.com/wildfire-near-beit-shean-spreads-across-border-into-jordan/

異常な暑さは、金曜夜から軽減し始め、現在はもう通常なみの気候となっている。イスラエル当局は、自然発火以外にも、ラッグ・バオメルの焚き火、ガザからの火炎物飛来、放火などあらゆる原因を調査するとのこと。

<チャリティ開始>


被災者に対するチャリティが始まっている。ユダヤ機関と北米のユダヤ連盟は、メボ・モディンとキブツ・ハレルの住民60家族に対し、緊急支援を行うと発表。とりあえず、一家族1000ドルの見舞金が配布される。

http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/263641